知るほど納得!ステンレスのお話
知るほど納得!ステンレスのお話
こだわりのポイントは高品質を支えるSUS304。
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さまざまなアイテムに使われているステンレス鋼
ステンレスの特徴について一般的には「錆びないんだよね?」と思っている方がほとんどでしょう。でも、一口にステンレスと言っても実は種類がいっぱい。
タンブラーGoGoに掲載しているタンブラーや水筒、ボトル、マグカップにもさまざまな種類のステンレスが使われており、それぞれの商品の特性に合わせて使うステンレスを選んでいます。
今回はステンレスボトルを例に挙げながら、ステンレスという素材について解説します。
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ステンレスにも「錆びにくい」「錆びやすい」があるんです。
ステンレス鋼とは鉄をベースにクロムを含んだ合金素材の総称。
クロムの特性によって錆びにくくなった金属であり、クロムの割合によって、さまざまな種類に分類されています。現在、最も一般的に使われているのが「SUS304」と呼ばれるステンレス鋼です。鉄にクロムとニッケルを含有させることで、優れた耐食性があるため「錆びにくい」ステンレス鋼と言えます。家庭用品や建築部材、自動車部品など幅広く使われていますが、希少金属であるニッケルが含まれるため価格が高くなる傾向があります。
一方、ニッケルの含有量を減らし、代わりにマンガンなどを含有したステンレス鋼に「SUS201」があります。ニッケルの量が少なくなるため、価格が安くまた強度が強いのが特徴です。しかし、「SUS304」よりもクロムの量が少ないため耐食性に劣り、「錆びやすい」のがデメリットです。
大量注文の多いノベルティ用途では比較的安価な商品が選定されることがあり、一時期「SUS201」を採用したボトルも流通されていましたが、今では錆びにくい「SUS304」を採用したボトルが一般的になり、ノベルティや記念品などでオリジナル制作したものでも長くご使用いただくことが出来ますので安心してご利用いただけます。
「18-8ステンレス(18Cr-8Ni)」と呼ばれるSUS304は、鉄をベースにクロムとニッケルをバランスよく含有したステンレス鋼で、耐食性や耐久性に優れるという性質を持ちます。
表面処理をしなくても錆びにくく汚れが付きにくいので、メンテナンスしやすい素材です。
コストパフォーマンスにも優れ、加工もしやすいことから、保温、保冷を必要とするタンブラーや水筒、ボトルなどに幅広く採用されています。
ニッケルの代わりにマンガンの量を増やしたステンレス鋼で、SUS304の廉価な代替鋼として開発されました。
SUS304よりクロムの含有量が少ないため耐食性が低く錆びやすいのが特徴です。 100均のステンレス製品や 安価なボトルには、SUS201が使われることが多いです。
タンブラー、ボトル、マグカップ、台紙タンブラーはボトル形状や印刷の種類により印刷方法が異なります。
主な印刷方法として「回転シルク印刷」「パッド印刷」「レーザーマーキング」「カラー印刷」「オフセット印刷」があります。
- 回転シルク印刷
- 商品を回転させて曲面に印刷します。タンブラーやボトルの側面にグルりと広く名入れ印刷ができます。
- パッド印刷
- シリコン製の柔らかいパッドにインクをつけてスタンプのようなイメージで名入れ印刷を行います。
- レーザーマーキング
- ステンレス製のタンブラー、ボトル、マグカップなどの表面をレーザーで薄く削り印刷を再現します。
- フルカラー印刷
- 昇華転写の印刷方法を用いボトルやマグカップの側面にフルカラーで名入れ印刷を行います。
- オフセット印刷
- チラシや冊子など紙の印刷を行う印刷方法です。台紙入れ替えタンブラーの台紙を印刷する際に用います。